2024年9月11日5時1分

中日ダヤン・ビシエド内野手（35）が10日、来季の現役続行を熱望した。来日9年目で今季が3年契約の最終年。この日、ナゴヤ球場での2軍練習終了後に対応し、「もっと試合に出たい。自分の仕事をできる場を与えてくれるところであるならば行きたい」と他球団移籍の可能性も含めて来季のプレーを希望した。

中日との決別も覚悟している。「現状を考えると、今年で（中日でのプレーは）最後の可能性がある」。今季は打撃不振もあり、開幕を2軍で迎えた。1軍昇格のタイミングは5月16日阪神戦。15試合1本塁打2打点で6月8日楽天戦を最後に2軍降格した。ウエスタン・リーグでは地方遠征にも帯同し、60試合出場で打率2割9分、6本塁打、25打点と活躍。それでも2度目の1軍昇格はなく、球団から来季に向けた話し合いの場は設けられていないという。

「そろそろ違う空気を吸う時期なのかも」。昨季中に国内フリーエージェント（FA）権の資格条件をクリア。今季から外国人枠にとらわれない“日本人選手扱い”となった。海外でのプレーも選択肢に入れるが、「もしチャンスをいただけるのであれば日本でやりたい」とNPBでの移籍を希望する。来日9年間で通算958試合出場、1012安打、139本塁打、549打点、打率2割8分7厘。18年に首位打者、最多安打などの打撃タイトルも手にした「カリブの大砲」の去就が注目される。

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